イメージキャラの「たいようくん」です

 

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2008年10月23日〜28日 タイ(ダムヌンサドゥアック、メークロン、ランシット、バンコク)

ラート(市場)へ行こう!


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2日目 10/24(金)-その1-

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■スワンナプーム空港からダムヌンサドゥアックへ

TG673便はみるみる高度を下げ、到着予定時刻の5:15より少し早く4:59に着陸し、到着ゲートのE7ターミナルへは5:06に着きました。

今日の予定はスワンナプーム空港からサーイ・ターイ・マイ(南バスターミナル)まで行き、そこからバスに乗ってダムヌンサドゥアック水上マーケットへ。そこからどうにかして”世界の車窓より”で放映されたメークロン駅へ行き、ローカル列車に揺られてバンコクへ戻るという、初日にしていきなりハイライトともいえるスケジュールです。

しかもこの中で分かってるのは”地球の歩き方”のサーイ・ターイ・マイからダムヌンサドゥアックまでは「6時から40分おきにバスがある。」という情報だけです。ダムヌンサドゥアック水上マーケットへはバンコク市内からツアーで行くのが一般的ですが、地図で見ると行きたかったメークロン駅まで近そうだし、行けたら行く、ダメだったら戻ることにしました。

座席が後方だったため降機に時間がかかり、CAさんに「サワディー・カ〜」と見送られながら5:11に機外へ。およそ9ヶ月ぶりのバンコクです。

スワンナプーム空港はバンコク市街の東にあり、サーイ・ターイ・マイは西にあるため世界一渋滞がひどいと言われるバンコクの市街地を抜けなければなりません。そのため、TG673便にはがんばって予定より早く着いてもらい、混む前にイミグレを通過し、少々高くても高速を使ってタクシーで行く作戦で、いかにサーイ・ターイ・マイに早く着くかが今日の日程の成否を決める重要なポイントと考えていました。

それにしても到着ゲートのE7からイミグレまで遠いこと。歩く歩道を早歩きで前方の人に追いつき、スリップストリームから一気に抜き去る戦法で徐々に順位を上げたものの、イミグレ到着前におばちゃん軍団に行く手を阻まれてしまい、そのまま軍団の後ろでイミグレに並ぶことになりました。

家内とは別の列に並び、時間節約のため「先に出たほうが両替する」という取り決めをしておきました。結果、5:25に私の方が先にイミグレを通過し、Exchangeへ。前回よりはいいけどレートが悪い。1万円が3,500タイバーツ(以下B)くらいのつもりが3,348Bです。お金がなければ仕方ないのでしぶしぶ両替を済ませ、5:35に家内もイミグレを通過してきました。しかしこの後、僅か数分の時間短縮など”地球の歩き方2007-2008”の数行のコメントであっさりチャラにされるのでした。

※レートは前回の残金と今回の両替の移動平均単価で1B≒\2.9です。面倒なのでレポでは1B=\3で計算しています。

ヤック

イミグレ前のヤック

災いが入ってこないように見張ってるそうです。

税関で届け出るものはないので緑のゲートを出ると、予め”地球の歩き方2007-2008”で学習していた通りに1Fに降りてタクシースタンドを探します。しかしない。エアポートバスのスタンドはあるけどタクシースタンドがない。タクシーらしきもいない。おかしい。ここは人に聞くのが一番でしょう。通りかかった男性に声をかけます。

私:Excuse me. Where is taxi-stand?

男:Where do you want to go?

私:サーイ・ターイ・マイ

男:1,000B(\3,000)

私:(お前ポン引きやったんかい!)No Thank you!

男:Mr! Only 800B.(\2,400)

私:No!

男:How much can you pay?

私:Under 500B!(\1,500)←実はこれでも高かった

男:Under 500B? Oh It's Ekamai(500B未満なら東バスターミナルだよ)

私:エ、エカマイ?Go away!(どっか行け!)

男:Mr! ◎&※◆$〒#ж、(なんちゃらかんちゃら言いながらついてくる)

ここで前回同様セキュリティを発見。早速声をかけます。

私:(ついて来た男を見ながら)Excuse me. Where is taxi-stand?(ヤバいと思ったのか男はいなくなる)

セ:Up to floor,and outside.Use this.(と職員専用?のエスカレータを指差す)

私:コップン・カップ(ありがとうございました)

セ:サワディ・カップ

最初からセキュリティを探して聞けばよかったですね。困ったときはセキュリティです。

早速言われた通りエスカレータに乗ろうとすると別のセキュリティが「No!」と怒った表情で通せんぼをしてきます。その様子を見ていたさっきのセキュリティが飛んできて、セキュリティ2の頭をポカっと軽く叩き、タイ語で怒っているようです。私たちには「行っていいよ」と言ってるようで、セキュリティ2も苦笑いしながら「どうぞ」と言ってるようです。

ちょっとVIPになった気分でエスカレータで2階へ。そこは20分ほど前に税関から出てきたところで、まさにふりだしに戻って20分のロスです。

【スワンナプーム空港の乗り場】

税関を抜け、そのまま空港の外に出たところがタクシー・スタンド。2008.10.24現在

※タイ在住の従弟に聞いたところ場所はコロコロ変わるそうです。最新の情報収集に努めてください。

タクシースタンドはすぐに見つかり、5組くらい並んでいましたがすぐに順番が回ってきました。でも「サーイ・ターイ・マイ」、「South Bus Terminal.」のどちらも通じません。最後の手段です。早くも今回の秘密兵器”指差し会話帳”の登場です。その中にある地図の南バスターミナルのタイ語を指差すと「Oh!サーイ・ターイ・マイ」というリアクション。私が「サーイ・ターイ・マイ」と言うと「Yes.」と答える。さっきから言ってるし、ポン引きには通じたんだけどなぁ。まさか英語と思ってたのかな?

すぐさま紙をもらい、運ちゃんが呼ばれます。運ちゃんに付いていくと・・・これかと思ったきれいなタクシーの隣にあるボロいやつでした・・・。荷物を助手席に乗せろというので家内のリュックを助手席に乗せて6:00ちょうどに出発です。ひとまず高速料金分として100B(\300)渡しておきます。

オンボロタクシー

どんどん抜かれていきます。

ビヨーンのおんぼろタクシー

このタクシー遅いです。どんどん抜かれます。音だけはレーシングカーに近いかもしれません。それでも100km以上出るようです。「ようです」というのは、スピードメーターは100kmまでは正常に動いていますが、100kmを超えた途端高速ワイパーのようにビヨンビヨン振れます。思わず笑ってしまいました。ということで、このドライバーは”ビヨーン”と名付けることにしました。さっそくビヨーンとアメちゃん交流作戦開始です。

私:(アメを3個差し出し)キン・マイ・カップ?(食べますか?)

ビ:コップン・カップ(ありがとうございます)

私:マイペンライ・カップ(どういたしまして)

おおっ!簡単な会話だけど(多分)通じてるし、何言ってるか分かるぞ!何かうれしい!ビヨーンはすぐにアメを食べます。ちなみにこの後もアメちゃん交流作戦を実施しましたが、タイ人は100%受け取るとすぐ食べていました。続けてビヨーンとコミュニケーションの続きです。

私:アロイ・マイ・カップ?(おいしいですか?)

ビ:アローイ、アローイ(おいしい、おいしい)

どんどん抜かれるビヨーンですが、高速はガラガラなので順調に進んでいます。高速は南線と北線があり、バイヨークタワーが見えてきたのでちゃんと北線を通っているようです。高速を降り、前回歩いたバンファー橋や民主記念塔を通り、「あそこがカオサンの入り口じゃ」などと懐かしさと戻ってきた喜びでテンションも高まりつつありました。ピンクラオ橋を通ってチャオプラヤー川を渡り、しばらく下町っぽい道を走って6:40にサーイ・ターイ・マイに到着しました。

メーターは279B(\830)です。空港での手配料金が50B(\150)加算されるので329B(\987)になります。チップを含めて340B(\1,020)用意して車を降ります。

私:コップン・カップ(ありがとう)と言って340B支払う

ビ:(困った顔して)◎&※◆$〒#ハー・シップ・バーッ(←タイ語)

”ハー・シップ・バーッ”(50B)だけ聞き取れたので、おそらく手配料金が入っていないと言ってるのでしょう。

「Meter 279B、Commission 50B、Total 329B」と説明するとメーターを見たり、指を折ったりしてパニクってるようです。最終的にOK、OKと言ってたので納得したのでしょう。足し算が苦手なら電卓を用意したほうがいいよ、ビヨーン。(笑) それにしても40分もタクシーに乗って1,000円ほどとは・・・。

ビヨーンと別れ、次なる使命はダムヌンサドゥアック行きのバスを探さなくてはいけません。モーチット・マイ(北バスターミナル)では外人と見るやどこに行くのかあっちこちから声が掛かるそうですが、ここではまったく声がかかりません。仕方ない、こちらから声をかけましょう。適当に「パイ・タラート・ナーム・ダムヌンサドゥアック」(ダムヌンサドゥアック水上マーケットに行く)と連呼してると「あっち」と指差してくれます。そのバスのところまで行き、運ちゃんに「パイ・タラート・ナーム・ダムヌンサドゥアック」と確認すると「うんうん」と頷き、時計の10を指しているので6:50発なんでしょう。

1時間半から2時間かかるため、家内は3B(\9)握って有料トイレ初体験です。私はその間、水とビールを購入し、その辺をぶらぶら見学です。食堂の前で写真を撮ってると店員が出てきて「撮って撮って」と言っている様子です。そして撮った写真を見せると大喜びです。

記念写真

カメラを向けると

どんどん店員が出てきます。撮った写真を見せると大喜び。

サワディ・カップと言って別れ、トイレから出てきた家内と合流してバスに乗り込みます。まだ朝が早いためか乗車率は3割程度でしょうか。私たちはほぼ中央に陣取り、乗り物酔いが得意な家内を窓際に座らせます。

私は乗り物酔いしないので、仕方なく先ほど買ったビア・チャン(チャーン・ビール)を開けて擬似乗り物酔い体験をします。(笑)

ちなみにこのバスには日本人は私たちだけで、外国人はファランのカップルと韓国人のカップルだけでした。ほとんどの人はやはりツアーを使うんでしょうね。

ダムヌンサドゥアック行きオンボロバス

勝手にリクライニング機構付きシートでした。日本じゃありえんな。

おんぼろバス

運転手は6:50発と言ってたけど、出発したのは6:56でした。

タイ時間ではこれくらいは遅れのうちに入りません。マイ・ペンライです。

バスはトロトロとターミナル周辺のバラック街を通って広い道に出ます。スピードを上げるのかと思いきやスピードが出ないようです。どんどん抜かれます。バスよ、お前もか・・・。

そしてこのバスの特徴は、いや、私の座った席だけでしょうが、座面が勝手にリクライニングします。じゃぁ席を変わればいいじゃん、と言われそうですが、ここはネタ的に受け入れなければなりません。(笑)

車掌が円柱状のブリキの集金箱?を持って集金に来ます。聞き取りにくい英語で87B(\261)と言ってるようですが、50B(\150)くらいとの情報だったので家内と私を指差し「ふたりで87B?」と聞いてみるとひとりが87Bのようです。しかも受け取ったチケットは手書きで「87」と訂正してあります。ボラれたのかもしれません。

さて、家内はここまでの疲れが出たのか、乗って10分後には夢の中にいたようです。

タイの道路はフラットで長い直線が続いています。町をはずれ、エビの養殖池のような水田と、バナナと椰子の木のプランテーションが延々と続いています。この頃にはバスもスピードに乗って来ました。

ジャングル街道

ジャングル街道

手前がバナナ、奥が椰子林です。エビの養殖池?かこのようなジャングルが延々と続きます。

朝っぱらから高アルコールのビア・チャンを飲んだうえ、単調な景色と勝手にリクライニングするシートがゆりかごになったのか、上の写真を撮った後30分ほど気絶していたようです。

気が付くとどこかの街に入るところで、家内も目を覚ましたようです。しばらくすると線路が見えました。直感的にメークロン線と分かりましたが、どの辺りか皆目見当がつきません。実はこの街がメークロンだったんですね。

バスはメークロンの街を抜け、また椰子林のジャングルを走ります。途中脇道に逸れ、ひとり降ろしてまた同じ道に戻るようなことをして、写真下のようにガソリンスタンドに入り込みました。出発前に入れとけよなと思いますが、ここはマイ・ペンライのタイです。

給油休憩!

これも日本じゃ考えられない光景。長距離バスじゃあるまいし。

給油休憩

出発してここまで約1時間半、そろそろダムヌンサドゥアックの近くまで来ているはずです。


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