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			2日目(3) -12月18日(土)- このページに出てくる主な場所のGoogleマップ                                                 
			 
			■ビエンチャン市内観光Part1 
			【ナンプー広場】 
			荷物を預け、12:30頃ホテルを出発。 
			パーンカム通りを南下する。すぐにサームセンタイ通りにぶつかり、目的の店と自作のガイドブックを照らし合わせると、行ってみようと思っていたナンプ・コーヒーではないか。ガイドブックにも載っている有名店だが、地元民にも評判らしい。 
			ひとまずナンプ・コーヒーを通り過ぎ、観光客の中心地といわれるナンプー広場に行ってみよう。 
			
				
				
				
					
					
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					 ナンプー(噴水)広場 
					噴水広場なのに噴水が出ていない 
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			ホテルからナンプー(噴水)広場までは5分ほどで到着。 
			周りは洒落たレストランなどのお店が並んでいる。でも、噴水広場なのに噴水が出ていないのは何でだろう。経費削減なのだろうか?名前に偽りあり。 
			お腹も空いてきたので、ナンプ・コーヒーに戻ろう。 
			ナンプー広場から、サームセンタイ通りの間にはゲストハウスや両替、マッサージ、レンタバイク、旅行代理店等、旅行者に便利な店が揃っている。 
			
				
				
				
					
					
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					 カオビヤックセン 
					ナンプ・コーヒーにて 
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			半オープン・エアの店に入り、空いてるテーブルに腰かけると、女の子が写真入のメニューを持ってくる。食べようと思っていたカオビヤックセンを指差し、カオビヤックセンであることを確認して注文する。 
			カオビヤックセンができるのを待っていると、若いファランの男性が入ってきた。他にも空いてるテーブルがあるのに、なぜか私の対面に座る。彼はぶっかけごはんを頼んだが、お箸を上手く使えないので、私の箸使いを学びたかったのだろうか。それにしても、彼はいいカメラを持っていた。ひょっとして自慢したかったのか? 
			出てきたカオビヤックセンは、鶏だしの効いた米の麺で、タイのセンミーよりは太め。菜っ葉系の野菜とたっぷりのケープ・ムーがトッピングされている。味の方はもちろん美味い。こういう庶民的な料理にハズレはない。 
			完食して、支払いはバーツでできることを確認して50B札を出し、3,000Kおつりをもらう。 
			もうチェックインの準備は出来てるだろう。店を出てホテルに戻る。 
			
				
				
				
					
					
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					 建築中の建物 
					こんな建て方で大丈夫なのか? 
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			上の写真はホテルに戻る途中にあった建築中の建物。ここだけではなく、こういう建て方はよく見かけたので、ここではこれがスタンダードなんだろう。こんな建て方で大丈夫なのか? 
			【自転車で市内観光】 
			13時前にホテルに戻り、今度は無事チェックインできた。エレベーターがないと思っていたので低層階をリクエストしていたが、アサインされたのは最上階の606号室。ないと思っていたエレベーターがあったので問題なかったが、スピードは遅い。 
			荷物を置いてビエンチャン市内観光Part1に出かけよう。 
			
				
				
				
					
					
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					 レンタサイクル屋 
					ナンプー広場のスカンジナビア・ベーカリー隣の店 
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			13:30頃ホテルを出て、先ほど目をつけていたナンプー広場のレンタサイクルの店へ向かう。レンタサイクルの店は、ファランたちで人気のスカンジナビア・ベーカリーの隣にあり、母娘で経営しているようだ。 
			母親と思しき老婆に、自転車を半日借りたいこと、バーツで支払いたいことを伝えると、何か言っているけど分からない。首を傾げていると、娘と思しき中年女性にバトンが渡され、半日だと18時までに返却で、40Bだと言う。デポジットにパスポートを預けろというが、ここに置いてあるポンコツ自転車に命の次に大事なパスポートは渡せない。デポジットをお金で払う(預ける)と言うと、ホテルと部屋番号、名前を聞かれ、それだけでOKになった。 
			50B払い、2,500Kおつりをもらう。鉄の鎖と南京錠を受け取り、さぁ出発だ。 
			
				
				
				
					
					
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					 相棒・左曲が郎 
					盗まれても埼玉県警が捜してくれる・・・はず? 
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			ビエンチャン市内観光Part1の相棒は、左のペダルが1/3ほど欠けていて、真っ直ぐ走っていても左へ左へと曲がろうとする癖がある自転車で、左曲が郎(ひだり まがろう)と名付けた。 
			どうやらレンタサイクル屋でデポジットが必要なかったのは、盗まれても防犯登録している埼玉県警が探し出してくれるからだったのだろう。(笑) 
			
				
				
				
					
					
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					 ビエンチャンのシャンゼリゼ通り 
					中央分離帯沿いが一番安全なことに気付く  | 
					 
					 
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			左曲が郎に跨り、サームセンタイ通りから、ビエンチャンのシャンゼリゼ通りと言われる?ラーンサーン通りへ出る。 
			いつもの習慣で左側車線の歩道寄りを走ると、バイクが突っ込んで来るし、脇道からもこちらを見ずに飛び出してくる。ここは右側通行だったことに気付き、右側車線の歩道寄りに進路を変える。 
			ところが、ラーンサーン通りを走っていると、歩道寄りは駐車していたり、右折車の巻き込み等の危険が多い。そこで中央分離帯寄りに進路を取ると、走り慣れた左側通行のイメージで走りやすく、障害物がほとんどなく、安全なことに気付く。 
			車やバイクからクラクションを鳴らされることもなく、所々いるお巡りさんも何も言わないところをみると、ラオスの道路交通法に違反はしていないのだろう。 
			【ラオス人民軍歴史博物館】 
			最初に訪れたラオス人民軍歴史博物館には14時頃到着。上の写真のパトゥーサイは後回しにして、そのままパトゥーサイを通り過ぎ、1.5kmくらい進んだ大きな三叉路のロータリーの左側にある。 
			門を入っても門番も誰もいないので、門を入って左のスペースに勝手に左曲が郎を停める。 
			博物館の本館までの間には、館内に展示しきれない飛行機やヘリコプター、戦車等の大型の武器が展示されている。    
			
				
				
				
					
					
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					 ANTONOK 2型 複葉機                                                 
					ソビエト製  |   
					 
					 
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			右手前にはソビエト製ANTONOK 2型 複葉機。写真よりかなり迫力がある。                              
			1973年頃、ビエンサイからハノイやビエンチャンへ兵隊や武器、弾薬、食料を運んでいたらしい。 
			それにしてもプロペラ機で複葉機、引き込み式になっていない車輪等、外観的に当時としてもかなり旧型機であったことが伺える。 
			
				
				
				
					
					
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					 Mi 8型ヘリコプター                                                 
					1974年ソビエト製。1988年頃まで使われていたらしい 
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			こちらもソビエト製のMi 8型ヘリコプター。                              
			兵隊や武器、弾薬、食料を運んでいたらしい。しかも1988年まで使われていたそうだ。 
			
				
				
				
					
					
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					 T58型タンク(戦車) 
					ソ連製だとばかり思っていたが、実は中国製だった 
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			地球の歩き方にはソ連製T-76戦車と書かれていたが、説明書きには中国製T58型タンクと書かれていた。 
			他には、榴弾砲(りゅうだんほう)といわれる、大砲の一種の130mm Howizter砲や、輸送車が展示されている。                           
			館内は撮影禁止で、入り口で荷物を預けるため写真はないが、実際使用した銃や武器、軍服や写真が多く展示してあり、見応えがある。土曜日の午後であったにもかかわらず、ほぼ貸し切り状態であった。 
			入場料は地球の歩き方には5,000Kとあったが、6,000Kだった。30分ほど滞在して、14:30頃ラオス人民軍歴史博物館を後にした。 
			【タートルアン】 
			再び左曲が郎に跨り、ラオス人民軍歴史博物館の前の三叉路のローターリーを進路を南に取り、タートルアンを目指す。 
			すぐに左前方ににタートルアンが見えてきて、左折すると一本早かったみたいで、国会議事堂みたいなところに入り込むと警備員が飛んできて、追い払われる。 
			それでもラオス人民軍歴史博物館から5分くらいでタートルアンに到着した。 
				
				
				
				
					
					
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					 タートルアン 
					こうやって見ると写真写りいいなぁ 
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			お土産もの屋台街を抜け、地元の人と同じように、タートルアンの右手のお寺の入り口あたりに左曲が郎を停め、5,000Kを払って入場する。 
			タートルアンは、16世紀半ばにセーターティラート王の命により建設が始まり、1930年代からの本格的な修復で、現在の姿になっている。高さ45mの黄金の塔に仏舎利(仏陀の骨)が納められているそうだ。 
			写真で見ると青空に黄金の仏塔が映えているが、実際は金色のペンキで塗られているだけで、薄汚れていてありがたみを感じることができない。 
			
				
				
				
					
					
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					 回廊の仏像 
					外壁の内側にぐるりと仏像がある 
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			金ピカの仏塔とは対照的に、外壁の内側の回廊にはぐるりと仏像が奉られていて、土台だけとか、首や手のない仏像など、私的にはこちら方が侘び寂びが感じられて良かった。 
			【平壌(ピョンヤン)レストラン】 
			タートルアンには20分ほど滞在した。次に行くパトゥーサイは、タートルアンを出てそのまま真っ直ぐだが、未確認情報だった平壌(ピョンヤン)レストランを探すべく、左折してすぐの三叉路を右折すると左手にあっさり発見。あまりにもあっけなく見つかったのでこけそうになる。電気が点いてなかったので、道路をはさんでしばらく観察する。 
			すると平壌レストラン脇にオープンエアな食堂があり、明らかにラオス人ではない、モンゴロイド系の若い女性がふたり掃除をしている。拉致られないか不安はあるが、よし、突撃してみよう! 
			
				
				
				
					
					
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					 平壌(ピョンヤン)レストラン 
					営業時間なのに電気は点いていない 
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			私:お店、空いてる? 
			嬢:どうぞ 
			私:コールド・ヌードル(冷麺の意)が食べたいんだけど 
			嬢:これでいいですか? と米麺を持ってくる 
			私:いや、コリアン・コールド・ヌードル(韓国冷麺の意)なんだけど 
			嬢:じゃあ、こちらへどうぞ と真っ暗な店に連れて行かれる 
			ここで店内の女性にバトンタッチされる。ひょっとして拉致されたのか? 
			
				
				
				
					
					
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					 韓国冷麺 
					かなり歯ごたえのある麺 
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			飲み物はビア・ラオの大瓶、食事は韓国冷麺を頼む。 
			ビールは最初の一杯を運んできた女性がお酌をしてくれる。Thank you.と言うと硬かった表情が和らぎ、薄っすら笑みを浮かべて会釈を返してくれる。これでこちらも多少緊張が解けた。 
			相手は未知の国の住民だが、国の指導者や国家権力、国策等の問題が大きいだけで、人間の本質は国同士ほど溝は深くない。言葉は違っても、コミュニケーションの大切さを感じられた。 
			問題の味の方は、スープは薄味でコチュジャンがアクセントになっている。麺はかなり歯ごたえがあり、付け合せのキムチはなかなか美味しい。 
			
				
				
				
					
					
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					 隠し撮り 
					彼女たちはエリートなのだろうが・・・ 
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			ただ、冷麺が出てきたのはビールを飲み終わってちょっと経ってから。 
			常に誰かが監視?しているのか、入れ代わり立ち代わりフロアには必ず女性がひとりいた。噂によると夜の部では話題になった”喜び組”による踊りが行われるらしい。彼女たちがそうなのか、外で掃除をしていた女性たちがそうなのか、また別にいるのかは分からない。 
			結局客は私ひとりで、身代金支払いはバーツで173Bだった。日本円だと500円程度だが、タイの物価だとちょっと高め。180B渡して、おつりはチップとしたが、このお金がテポドンに使われないことを願う。 
			営業時間はレストランが12:00〜22:30、カフェが10:30〜17:00。正式な店名は”朝鮮平壌飯店”となっていた。 
			【パトゥーサイ】 
			平壌レストランを15:30頃出発して、パトゥーサイには5分ほどで到着。 
			パトゥーサイは1967年にパリの凱旋門を模して建てられ始めた、戦死した兵士の霊を慰めるための戦没者慰霊塔で、内部は未だ完成していない。 
			
				
				
				
					
					
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					 パトゥーサイ 
					パリの凱旋門に模した慰霊塔らしい 
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			ここまで観光したものはチープなものが多かったが、パトゥーサイはなかなか立派な建築物だ。 
			コンクリート造りで仕上げが雑なのと、上部に乗っている塔にアジアのテイストが入って、アンバランスになっているところがなかなか面白い。 
			
				
				
				
					
					
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					 頭上の装飾 
					細かい装飾が施されている 
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			門の下まで行って上を見上げると、天井には細かい装飾が施されている。タイのお寺にあるように、何かの物語りになっているのかどうか分からないが、闘いのシーンが多く描かれている。 
			
				
				
				
					
					
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					 パトゥサイ内部 
					2階、3階とも土産もの屋が軒を連ねる 
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			入場料を15B払って中に入り、2階に上がるとフロア全体が土産もの売り場になっている。3階に上がっても同様にフロア全体が土産もの売り場になっていて、門の上の塔も土産もの売り場だ。入場料を払って土産もの売り場を見に来たのか? 
			ちなみにどの土産もの屋もお客はまばらで、とても商売が成り立っているとは思えない。売っているものも何これ?っていうものが多く、売り手も商売っ気があまりない。 
			
				
				
				
					
					
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					 頂上の展望室から 
					迎賓館に向かって撮った写真 
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			中央の塔の螺旋階段を上ると、最上階の展望室に出る。内部の壁は落書きだらけで興醒めするが、景色は素晴らしい。 
			東西南北の窓に仏像を模った装飾が成されている。上の写真はラーンサーン通りを迎賓館に向かって南側を撮ったもの。主要道であるにもかかわらず、交通量はこんな感じで、一国の首都の中心部でも大きな建物はなく、緑が豊かなところだ。 
			【迎賓館】 
			16時過ぎにパトゥーサイを出発。ここまで、怖いくらい行きたいところ、やりたいことをこなせている。観光はあとワット・ホーパケオと、ワット・シーサケートに行くだけだが、どちらも16時に閉まるので明日の朝一に行くことにする。 
				
				
				
				
					
					
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					 迎賓館 
					ラーンサーン通りの突き当たり 
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			することがなくなって向かった先は迎賓館。 
			私のようなVIPでも中に入れるわけなく、門の前で写真を一枚撮り、ファーグム通りに出てメコン川沿いに出る。 
			メコン河畔は想像してたのとは違って重機やダンプが忙しく動き回り、綺麗な遊歩道が出来ていたり、お洒落な公園のようになろうとしている。もう1年くらい早く訪れるべきだった。 
			【ピンポン・マーケット】 
			メコン川沿いに行って軽くショックを受け、ナンプー広場南のセッターティラート通り沿いにあるピンポン・マーケットに行く。ピンポン・マーケットは数少ない地元のスーパーで、名前の由来は知らないが、卓球台を置いてなかったので、プールバーに対抗して卓球ができる市場というコンセプトはないようだ。(笑) 
			
				
				
				
					
					
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					 ビアラオ・ダーク 
					ピンポン・マーケットの店先で 
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			何か面白いものはないか探してみるが、結局買ったのはビアラオと水と写真のビアラオ・ダーク。ビアラオ・ダークは瓶入りしかないので、レジを通した後ここで呑むからと栓を開けてもらい、店先のテーブルに座って店先を通る人たちを肴にビールを呑む。結構こういうのが楽しかったりするんだなぁ。 
			この店ではちょっとした軽食やドリンクも頼めるようで、隣りのテーブルではシェイクを注文している。 
			少し早いが、ピンポン・マーケットを出て左曲が郎を返す。店には店仕舞いを始めた老婆がいて、左曲が郎と南京錠の鍵を渡すと、誰のものか分からないIDカードを差し出してくる。どう見ても私のものじゃないし、IDカードの写真はイケメンの私の足元にも及ばないではないか。しかもタイ人だし。もし、私がこのIDカードを持って行ったらこの持ち主のタイ人はどうするんだ?こんな管理状態の店にパスポートを預けなくて良かった。 
			【ホテルでひと休み】 
			17時前にホテルへ戻り、冷蔵庫に買ってきたビールと水を入れ、夕食から帰ってすぐシャワーをして寝れるように着替えの準備をする。部屋には空いてるコンセントがないので、テレビと電気スタンドのコンセントを抜き、エネループやデジカメの充電を行う。 
			Family Hotelは無線LANが使えるということで、部屋の鍵にパスワードが記載されている。さっそくアクセスしてみるが、繋がらない。こんなことをしてても時間が過ぎるだけなので、潔く諦めて夕陽を見にメコン河畔に出かけよう。            
			 
				
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