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			2日目(1) -12月18日(土)-           
			 
			■話題のエア・アジア初搭乗と陸路国境越え 
			【タイ入国】 
			コックピットで何が行われているか不安に感じながらも、左前方の客室乗務員用シートにいるカワイイCAさんの笑顔に癒され、TG673便は4:20にスワンナプーム空港に無事着陸した。 
			C4スポットに定刻の5:00より30分以上早い4:27到着。ビジネスクラスから降機が始まり、続いて我々エコノミー客もCAさんたちの「サワディ〜・カ〜」(ワイ)に見送られ、(ポッ)となりながら機外に出る。そして一歩機外に出ると、モワっとした空気がバンコクに来たことを思い出させてくれる。 
			
				
				
				
					
					
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					 イミグレーション 
					がらがら 
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			ほどなく歩いてイミグレーションに到着。前方の席だったこともあるが、イミグレーションは各列2〜3人しかいない。10月から羽田から深夜便が増便されたが、まだ到着していないようだ。 
			そして飛行機を降りて10分後の4:38に入国完了。 
			イミグレを抜けてすぐのExchangeでレートを確認する。ここはボッタくりで、10,000JPY→3.394Bと無茶苦茶悪い。税関を出ると両替はたくさんあり、どこも10,000JPY→3,530Bくらいだったと思う。いつからボッタくるようになったんだ? 
			【エア・アジアにチェックイン】 
			預け入れ荷物がないのでそのまま税関を抜け、その足で出発フロアの4階へ上がる。 
			エア・アジアのチェックインカウンターはそこそこの列ができているが、時間が早いせいかそれほどでもない。これくらいだと15分もあればチェックインできそうだ。 
			ただ、以前は1時間待ちなんてざらで、出発時間の1時間前には容赦なくチェックインをクローズしていたようだ。2時間前に空港に来ても乗れなかったことがあったらしい。 
			私の場合はWebチェックインしてるので、Document Counterに行けばいいのだが、Drop Bag CounterはあってもDocument Counterが見つからない。           
			
				
				
				
					
					
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					 チェックイン・カウンター 
					時間的に問題なかったが、Webチェックインするメリットはイマイチ不明 
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			結局その辺にいたエア・アジアのスタッフを捕まえ、Document Counterはどこかを尋ねると、国内線のチェックインカウンターならどこでも良い様子。でも、それって普通にチェックインするのと変わらないのでは?           
			なぜか誰も並んでいない一番端っこのAll Domestic Flightと表示されたカウンターへ行く。           
			
				
				
				
					
					
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					 Documentチェックインを行う 
					待たずにチェックイン完了 
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			嬢:サワディ〜・カ〜 
			私:Webチェックインしてるんだけど と印刷してきたボーディングパスとパスポートを出す 
			嬢:預け入れ荷物はありますカ〜? 
			私:キャリー・オン・バッゲージだけです 
			嬢:6:40までにB1Cに行ってくださいカ〜 とボーディングパスに赤ペンでゲート番号を書かれる 
			私:分かりました、ありがとう 
			嬢:コップン・カ〜 
			以上、30秒で終了。Document Counterを探すほうがはるかに時間がかかった。間違ってるかもしれないが、ゲートのアナウンスだけのようだ。           
			時刻はまだ4:54。さて、待ちに待った例の探検に出かけるか。 
			【スワンナプーム・エアポート・レイル・リンク】 
			詳しくはウィキペディアかAirport Rail LinkのHPを見てもらうとして、次に来る時は完成しているだろうという期待を、毎回裏切り続けてきたスワンナプーム・エアポート・レイル・リンク(以下ARL)が、8月23日にやっと正式開業した。といっても12月いっぱいはプレオープンのようなもので、6時から24時までの運行で、料金もマッカサン直行のエクスプレスが150Bが100B、各駅停車のシティラインが区間によって15B〜45Bが一律15Bのプロモーション価格になっている。年明けから本当の正式運用開始で、マッカサン駅には航空会社のチェック・イン機能を持つシティー・エア・ターミナルもオープンするようだ。 
			明晩、ここに戻ってバンコク市内に行く時に利用するので、その下見に行くことにする。 
			
				
				
				
					
					
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					 ARL駅入り口 
					おばちゃん、寝てるし・・・ 
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			空港内にはタクシー、バス等の標識と同様にARLの標識が出ているので迷うことはないだろう。 
			1階まで降り、ARLの標識に従って行くと、上の写真のような看板の場所から歩道のエスカレータで地下へ降りて行く。 
			どうでもいいけど、人通りのある所でどうどうと寝ている掃除のおばちゃんは凄い。 
			
				
				
				
					
					
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					 地下一階の長い通路 
					防空壕としても使えそう 
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			上の写真の左のスロープが歩道のエスカレータで、地下へ降りて180度ターンするとだだっ広い通路になっている。 
			歩道のエスカレータの向きが逆のような気がするが、上の写真の右側にテナントが見えるように、きっとショッピング・モールにでもするのだろう。 
			
				
				
				
					
					
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					 改札口方向 
					上の写真の突き当たりのちょっと手前を右に向くとある 
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			営業時間前の人気ない通路をずんずん進んでいくと、左手にカフェやコンビニなどが見えて来て賑やかになってくる。 
			フライト案内板などもあり、始発を待っているのか、大きなスーツケースを抱えてベンチに座っている人もいる。 
			その反対側がARLのエントランスで、手前がシティライン、奥がエクスプレスと、通路が別になっているようだ。 
			とりあえずARLの確認はできた。次は腹ごしらえをしよう。 
			
				
				
				
					
					
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					 1Fバス会社カウンター 
					時間的にカンボジア行きもありかな 
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			地下から1階に戻り、トイレで夏服に着替える。 
			トイレからフードコートに歩いてる途中、上の写真のバス会社を発見。ここからカンボジアとの国境の町・アランヤプラテート行きのバスが7:15発だから、深夜便だとちょうどいい時間だ。下の9:45は到着時刻か、アランヤプラテート発の時間だろう。 
			いつかはアンコールワットに行ってみたい。もちろん空路で行けば楽なのだが、島国の民としては陸路で国境を超えたい。シェムリアップまではどれくらいかかるんだろう?また調べてみよう。 
			
				
				
				
					
					
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					 Magicフードコートにて 
					ガパオとシンハでひとり乾杯 
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			Magicフードコートに入り、まずは100Bをクーポンに交換する。 
			左から奥に向かってひと通り眺め、入り口から正面の真ん中あたりにあるぶっかけ飯屋のガパオに決める。たしかご飯におかず1品で25B、おかず追加は1品につき10Bだったと思う。 
			ガパオにカイダーオ(目玉焼き)を乗せてもらって、クーポンを渡すと35B分ちぎって返してくれる。ひとまずガパオをテーブルに置き、飲み物コーナーで「シンハ、ヌン」と言ってクーポンを差し出すと、店のお兄さんはクーポンを45B分ちぎってシンハと共に返ってきた。やっぱりシンハでいいのだろう。 
			この先の旅の安全と成功を祈ってビールでひとり乾杯!ガパオのガツンとくる辛さとビア・シンで小さな幸せを感じる。墜落!の瞬間の脅迫に屈しなくてよかった。 
			【エア・アジアに搭乗】 
			そうこうしているうちに6時を過ぎたので、4階に上がってセキュリティ・チェックを受ける。今回はバックパックから液体を出したが、T字型の使い捨て髭剃りはここでも通過した。ちなみに大きめの安全ピンもOKだった。 
			長い通路を延々と進み、Bコンコースの一番奥を更に1階に降りたところにB1Cのゲートはあった。徹底的にコストダウンを図っているエア・アジアのことだから、スワンナプーム空港ではここが一番安いゲートなのだろう。 
			
				
				
				
					
					
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					 待合室 
					たしか隣りのB1Bはプーケット行き 
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			隣りのカウンターを見ていると、搭乗開始の放送などはなく、スタッフがやって来て何やら叫ぶと、待っていた人が一斉にカウンターに押し寄せている。 
			フライト案内のモニターによると、FD3360便は出発が7:10→7:25に変更されていて、B1Cのカウンターにスタッフがやって来たのは7時ちょうど。聞き逃すといけないので、席を立ってカウンターへ向かう。私は事前に座席指定していて優先搭乗できるのだが、Express Boading担当のお兄ちゃんのPCの調子が悪いらしく、しばらく待たされる。当然、その間一般の乗客はどんどん通過していく。Express Boadingの意味ないじゃん。          
			
				
				
				
					
					
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					 バス 
					このバスで飛行機まで移動 
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			ボーディングパスにはExpress Boadingと書かれているものの、バスに乗った時は1/4ほど埋まっていた。もちろん座れず。しかもどんどん人が入って来るので、徐々に奥へ奥へと追いやられる。           
			ローカルな話で恐縮だが、上の写真のバスに貼られているCAのモデルを見ていると、宇高国道フェリーの看板(おそらく昭和40年代のもの)の現代版のような気がしてならない。 
			
				
				
				
					
					
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					 満員バス 
					エクスプレス・ボーディングの意味なし 
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			バスはぎゅうぎゅう詰めになるのを待って発車。 
			タイ人の運転が荒いのは有名な話だが、空港内を移動するバスの運ちゃんも例外ではない。一般的なタイ人に比べると安全運転なのかもしれないが、日本のバスの運転手にはいないくらい危険なレベルだ。 
			右足はアクセルかブレーキを必ず踏んでおかないといけないルールでもあるのだろうか?(笑) 
			
				
				
				
					
					
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					 ボーディング
					 この時点で出発時刻を過ぎてる 
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			バスは何とか事故ることなく搭乗機の横に到着。奥に追いやられていたので、バスを降りるたのは最後の方。ドアを1つしか開けていないため、搭乗にも時間がかかる。 
			それでも当初の出発時刻の7:10頃搭乗する。 
			
				
				
				
					
					
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					 ホットシート 
					ヘッドカバーが赤 
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			機材はA320-200で、真ん中が通路の3席×3席の構造。今まで乗った飛行機の中で一番小さい。 
			エア・アジアのシートは前後の間隔を通常の70%にして座席を増やし、少しでも多くの客を運べるようにしているそうだ。1時間くらいのフライトなので我慢できるだろうが、Express Boadingと足元の広い席が選べることから、今回は往復ともホットシートのオプションを追加し、先頭列の窓際を予約しておいた。           
			上の写真のシートの隙間に写っている子どもは、お母さんとおじいさん(もしかしてお父さん?)と思しき人と乗っていて、おじいさんがたどたどしいニホンゴで「モウスグ トブヨ。ヒャッキロ、ニヒャッキロ、サンピャッキロ ニナッタラ トブヨ、 モウスグ トブヨ、ハヤイヨ、トブヨ」とやけに”ヨ”を強調して孫(子ども?)に話しかけていた。 
			そのニホンゴが頭についてしばらく離れなかった。この話には続きがあるので、頭の片隅にでも憶えていてもらいたい。 
			
				
				
				
					
					
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					 蚊
					 付帯サービス? 
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			どうでもいいけど、FD3360便が飛び立つ前に、機内で蚊が飛んでいた。 
			一撃必殺。無用な殺生をしてしまった。 
			FD3360便は20分余り遅れて7:33にプッシュバック開始。滑走路に着くまで、シートベルトの着用方法や緊急時のデモストレーションを実演していた。離陸の順番待ちをして7:51にやっと離陸。機体が小さいせいか、助走距離も短く、あっという間の離陸だった。 
			
				
				
				
					
					
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					 境界の丘陵地帯 
					ここを境に赤茶けた大地に変わる 
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			離陸している様子をボーっと眺めていたのだが、灰色っぽく霞んだ中を離陸し、百mも上昇した頃だろうか、灰色と青色の境界がはっきり見て取れた。もしかして、バンコク周辺はスモッグに覆われているのではないだろうか? 
			シートベルト着用が解除されると、CAたちは大忙しの様子だ。30分ほどの水平飛行の間に、予約のミールやドリンクのデリバリー、ワゴンで軽食、飲み物、グッズの販売を行う。売上は歩合で加給されるのでCAも必死だ。 
			上空から見たタイの台地は緑が多く、道路は碁盤の目ではなく、魚の骨のように形成されている。 
			しばらく広い平野が続いていたが、上の写真のような丘陵地帯が現れ、そこを越えると赤茶けた大地が広がる。この丘陵地帯を境に肥沃な土地と痩せた土地とに分かれているようだ。 
			【フレンドシップ・ブリッジ(友好橋)へ】 
			左に大きな湖が見えてくると大きく旋回して下降態勢に入る。 
			どんどん高度を下げるが空港らしきものは見えない。これって不時着か?と目の前のCAを見ると談笑しているので緊急事態ではないようだ。民家がすぐそこに見えてるけど大丈夫か?と思った瞬間、空港らしい景色になってそのままランディング。昨年のチェンライの様に滑走路の端まで行ってUターンすることなく、ターミナルの横まで来た時には減速も終っていてそのままターミナルに横付けする。 
			潜在意識に墜落!の瞬間の本のことが埋め込まれてしまったようだ・・・。 
			
				
				
				
					
					
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					 ウドンターニ空港にて 
					エンジンが1つ外れて、朽ちるのを待っている無残なジャンボ。なぜ? 
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			FD3360便は9:36に着陸。その2分後にはスポットに着き、23分遅れで出発したが、きっちり23分遅れで到着。ここではボーディングブリッジをドッキングして、更に2分後には機外へ1番に出てしまった。 
			取りあえず迷子になっても戻って来られるよう、トイレに行ってマーキングを済ませ、エスカレータで1階に降りて到着ゲートを出ると、ほぼ正面にリムジンサービスのカウンターを発見。 
			フレンドシップブリッジ行きを確認し、200B払ってリムジンという名のワンボックスに乗り込む。最も安全と思われる運転席直後の席をキープ。ここまで飛行機を降りて僅か4分の早業。 
			
				
				
				
					
					
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					 ノンカーイ行きリムジン 
					何がリムジンなのか不明・・・、料金? 
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			10分ほど待つと満員になり、8:55にリムジンという名のワンボックスは発車。空港を出て10分ほどすると市街地を抜け、まっすぐ続く道をぶっ飛ばす。 
			【タイ出国】 
			単調な景色に意識が遠のいたり、覚醒したりを繰り返しているうち、9:40にフレンドシップブリッジ(友好橋)に到着。ここまでまったくトラブルがなく、自分でも呆れるくらい順調にきている。 
			
				
				
				
					
					
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					 タイ側友好橋
					 菊の印籠(またの名を日本国のパスポート)の威力を知る 
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			秘密のポケットからパスポートを出し、何人か並んでるカウンターへ行こうとすると、菊の印籠(またの名を日本国のパスポート)を見つけた係員が誰も並んでいないカウンターへエスコートしてくれ、ものの30秒ほどで出国印が押された。 
			スワンナプームでタイに入国して、その僅か約5時間後には出国したわけだ。 
			他の列はラオスへ戻るラオス人専用なのか、必要以上にいじめられている。バッグから服まで念入りに調べられている。 
			菊の印籠の品位を築いてくれた先人たちに感謝するとともに、我々現役旅行者や、これから旅行を始める者は品位を落とさぬよう、後進のため今後とも品行方正な立居振舞をしてもらいたいものだ。 
			
				
				
				
					
					
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					 国境バス 
					乗客はちょっとそこまで買い物に行って来ますというような格好 
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			イミグレーションを抜けると国境バスのチケット売り場があり、ここで20B払ってチケットを受け取り、その先に停まっているバスの入り口でチケットを渡して乗り込む。 
			何か無駄が多くない? 
			チケット売り場には2人いて、バス乗り場にもチケットを受け取る人が2人いる。バス乗り場で20B受け取る人がいれば、あとの3人はいらないし、チケットブースの場所やチケット自体必要ない。さらにバスを出入口が1つのワンマンカーにすればその1人さえ、、、マイペンライ。 
			
				
				
				
					
					
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					 友好橋 
					写真中央のふたつの国旗があるところが国境 
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			ここでも満員になるのを5分くらい待って、9:50にタイ側友好橋をおんぼろバスは発車。 
			写真に写ってないけど、この橋は片側一車線で真ん中に線路が敷設されていて、ノンカーイとラオス側友好橋の先のターナレン間を1日に2往復している。 
			乗ってみたいのはやまやまだったが、ノンカーイ発が9:30だから空路で乗り継ぐのは難しい。 
			上の写真のほぼ中央にタイとラオスの国旗が立っているのが橋の上の国境。 
			去年はラオスのドンサオ島に行ったが、パスポート上にその証はない。今度こそ入国印が押されるのか?間もなくラオス側に到着だ。 
			 
				
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