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-まえがき-
●いきさつ
それは2013年8月のお盆前、特典航空券で行く家族旅行から帰ってからのことで、修行なのにファーストクラス？Part1を計画する少し前のことである。修行を懐かしんで三連休となる今回の日程で、昨年行なった最後の修行コースをたどることにした。
というのも、燃油サーチャージも上がることが決まっていること、春休みの三連休であるが今なら最低価格で航空券が買えるといった金銭的理由が後押しとなったのである。半年後にこの判断が正しかったことになるが、この時点では知る由もない。また、このフライトで狙っていたのは第5区間のNH127便。そのままのスケジュールであれば、機材は退役が発表されているB747-400で、直前になれば航空ファンのフィーバーで予約が難しくなるかもしれないからだ。
●航空券 ※OKJ：岡山、CTS：新千歳、NRT：成田、BKK：バンコク、HND：羽田、OKA：那覇
お盆休みの8/11にANAのHPから以下の航空券の予約を入れ、支払期限の8/14に決済を行う。代金は\82,530。
【往路】
・3/21 OKJ 08:25（NH4833）10:05 CTS 14:05（NH2154）15:55 NRT 17:50（NH915）23:10 BKK
【復路】
・3/23 BKK 22:40（NH174）+1 06:30 HND
・3/24 HND 08:45（NH127）11:35 OKA 12:45（NH994）15:55 CTS
このままでは帰ってこれないので、8/31にANAのHPから以下の最終区間の予約、支払処理を行う。利用運賃は旅割60で代金は\14,400。
・3/24 CTS 18:00（NH4832）20:15 OKJ
ここからしばらくバンコク男ふたり旅から戻るまで準備はお休み。
●ホテル
まずは3/22-23の予約である。
修行なのにファーストクラス？Part1のホテル-1-と同時進行で、11/19にシェラトン グランデ スクンビット（以下シェラトン）の最低価格を保証するベストレートギャランティ（以下BRG）での予約が確定する。
スターウッド（以下SPG）のHPによると税・サ別、朝食込みで7,100B（約\21,300）であるが、某旅行社は税・サ・朝食込みで\18,800。レートによって多少誤差が出るが、後者の値段で泊まれ、BRGによって2,000スターポイントが獲得できる。ちなみに2,000スターポイントは使い方にもよるが\6,000ほどの価値があると考えている。
次に3/21-22の予約であるが、こちらは深夜着で寝るだけと割り切れるため、反政府デモの状況を見ながら修行なのにファーストクラス？Part2から帰ってから、立地と価格重視で探す。
当初は以前から気になっていたBTSプロンポン駅界隈にある、1,500B（約\4,500）程度の2つの格安ホテルに絞り、どちらにするか決めようとしていた矢先、Agodaから限定特典と、5%OFF引きクーポンのEメールが届く。
その中に4つ星のドリーム ホテル バンコクが税・サ・朝食込みでクーポンを使うと約\5,400と、前述の格安ホテルと\1,000弱の差で泊まることができるため、酔った勢いも手伝って3/5に予約を入れる。
●タイの情勢
1/13から反政府デモ隊によってバンコクシャットダウンが行われ、修行なのにファーストクラス？Part1、Part2では行き先の変更を余儀なくされ、楽しみのひとつであったホテルをキャンセルせざるを得なくなった。
ところが、3/3にバンコク都内4ケ所の交差点の封鎖を解き、ルンピニ公園にデモ隊を集結させたため危険度がかなり下がる。それでも散発的に発砲事件が相次いでいるため楽観はできない。
それにしても反政府デモ隊幹部が「デモ隊を集結させたのはインラック政権が弱体化したため」との見解（言い訳？）を示したが、資金が枯渇してきたのがその理由であるのは明らかである。
●出発直前
2/12に海外乗継割引スペシャルのルール改定が発表される。2/27以降に航空券を購入する場合、東南アジア路線で海外乗継割引スペシャルが使えなくなるというものだ。これは一昨年あたりから修行で使われる路線や条件の改悪が続いていることからある程度予想できたことであるが、今年修行を考えていた人には青天の霹靂だったであろう。
今回の例だと、今まで第1区間のOKJ-CTS、第6区間のOKA-CTSが1区間\5,000で乗れたものができなくなるというもので、しかも円安を理由に運賃が値上がりされることになった。ちなみに改定後の同じルートは最安値で\153,540と倍近い。
次は修行僧で賑わうあの路線のPPルールがターゲットかな？
そして3/22までとされていた非常事態宣言が、3/19に前倒しで解除された。これで反政府抗議活動の拠点であるルンピニ公園や、ターゲットとなり得る政府関連施設、デモの集会等に近付かなければ危険度はかなり下がったと言えるだろう。
【パッキング】
荷物は一週間前から準備を始めるものの、最終的にパッキングは出発前夜に行う。
今回は５ツ星ホテルに泊まるということで、ジャケット、襟付きシャツ、長ズボンとそれなりの衣装以外はいつもと同じ。
バッグも最近の定番となった機内持ち込みサイズのキャスター付きスーツケースとショルダーバッグ。重量は前者が6.9kgで後者が2.8kg。いつもより少し重いけど、機内持ち込み制限の合計10kg以内はクリアしている。
●旅行目的
今回の旅行目的の一番はホテルライフ。バンコクシャットダウンにより修行なのにファーストクラス？Part1で未遂に終わった５ツ星ホテルへのリベンジである。それと前述のようにANAのルール改定に伴い、これが最後の修行的な旅程となりそうだということ。私なりに魅力的な別ルートを見つけてはいるが、このルートもいつまで続くか疑問である。
また、復路のHND-OKA間のNH127便はB747、いわゆるジャンボジェットである。3月末で退役が決まっている機材で、私にとってのジャンボジェットのラストフライトとなる。いつもはプレミアムクラスへのアップグレードを狙うのだが、今回はエコノミークラスのまま。というのも、ラストフライトで初めて2階席を予約しているからだ。
あとはいつも通りタイ料理とマッサージを堪能すること。そして往路・復路ともトランジットで立ち寄る新千歳空港で、往路は北海道ラーメン道場、復路は回転寿司根室花まるで舌鼓を打つこと。
ということで、今回は観光なしの（特に）ぐうたら旅行となる。また今回は写真多目、文章少な目なフォトアルバム調のレポに仕上げることとした。
※今回のレートは移動平均で1タイバーツ（以下B）あたり約3.07円。本文中は3円/Bで適当に切り上げて表記しています。
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