イメージキャラの「たいようくん」です

 

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2008年1月18日〜22日 タイ(アユタヤ、バンコク)

丸トラベラー、タイへ行く


目次準備編1日目|2日目(1) (2) (3)3日目(1) (2)4日目5日目番外編(1)番外編(2)旅のおもひで

日目-その1- +++1/19(土)+++

☆スワンナプーム空港→パブリックトランスポートセンター

イミグレ手前のモニュメント?

イミグレ手前のモニュメント?

ここからは時計を2時間戻して現地時刻です。

スワンナプーム空港へは予定より30分くらい早い5:25に着陸しました。降機する際もCAが乗客ひとりひとりに挨拶をしていました。(「サワディ・カ〜」と言ってたと思うのですが・・・) 私がおじぎをして通るとワイをしてくれました。やっぱりかわいい・・・。(ポッ)

噂に聞いてたけど到着口からイミグレまでかなり歩きます。ここでちょっとした発見をしました。私の見た限りファラン(白人)は動く歩道を使い、日本人は歩いていました。ちなみに私も後者です。

途中あしてんままはトイレへ、私はその間喫煙ルームがあったので立ち寄りましたがタバコに火をつけてちょこっと吸っただけで退室しました。目が開けていられないほど煙がもうもうとしていました・・・。関空の喫煙ルームはJTが手がけてるだけあって広くて清潔だったんですけどね。タバコは空港を出るまで我慢したほうがよさそうです。

イミグレは5箇所くらいありましたが、そのうち1箇所はタイ人用です。我々外人用のイミグレは一列に30人くらい並んでいますが、タイ人用はたまに通るだけで担当者は暇そうです。

行列に並んでいると後ろの女性から「※?〇&★£#☆○%*@$& visa(←ここだけ聞き取れた) ※?〇&★£#☆○%*@$&」と話しかけられました。フランスのパスポートを持っていたその女性はなぜか地下足袋を履いています。(以後このフランス人女性はジカタビーヌと呼ばれることとなる)

ジカタビーヌは「visaはどこで取れる?」と聞いているのだと思い、イミグレに来る途中でVISAなんとかと書いていたカウンターがあったので「Visa Counter is over there.」とカウンターの方向を指差すと再び「※?〇&★£#☆○%*@$& visa(←ここだけは聞き取れる) ※?〇&★£#☆○%*@$&」と話しかけてきます。どうやら「お前らvisaはいらないのか?」と聞いてると勝手に判断して「We don't need visa.」と言うとジカタビーヌは納得したようです。

あと数人で私たちの順番になるところでジカタビーヌが私の肩を叩いてきました。ジカタビーヌの指差すほうを見るとタイ人用イミグレ担当者がこっちに来いと手招きをしていました。並ぶのが苦手なタイ人の気質なのか、並ぶのに慣れている日本人を不憫に思ったのか、その両方なのかタイ人用のイミグレ担当者が「通してやるからこっちに来い」(勝手に訳)と言ってるようです。ジカタビーヌにお礼を言ってタイ人用イミグレから入国しました。

イミグレを出るとすぐEXCHANGE(両替所)があります。レートを見ると\100→30.32Bです。つまり\10,000両替すると3,032Bになります。バンコク市内に行けばもう少し率の良いところがあるそうですが、とりあえず\30,000両替しました。ローカルなお店や屋台では1,000B札は使えないそうなので、1,000B分をさらに細かいお札に替えてもらいました。

次に目指すはパブリックトランスポートセンターです。

シャトルバス乗り場

シャトルバス乗り場

パブリックトランスポートセンター

パブリックトランスポートセンター

夜明け前ということもあって空港の外に出ても暑さを感じません。というより心地よい気温です。

さて、これからアユタヤまで移動です。ガイドブックやインターネットの情報ではエアポートバスかタクシーでフアラポーン駅まで行って鉄道に乗るか、同様にタクシーで北バスターミナルまで行ってアユタヤ行きのバスに乗るルートしかありません。そのどちらかのルートでもよかったのですが、ちょっと冒険がしたくて次のようなルートを考えました。

スワンナプーム空港

 ↓@

パブリックトランスポートセンター

 ↓A

ドンムアン

 ↓B

アユタヤ

事前の計算では料金的にも時間的にもこのルートのほうが早くて安い予定です。

ちなみにエアポートバス→フアラポーン駅→アユタヤは最短で2時間半で料金が135B(\440)、タクシー→北バスターミナル→アユタヤも最短で2時間半で料金が250B〜(\820〜)です。

私の計算では@シャトルバス<10分>(無料)、A554or555ローカルバス<1時間>(35B)、B列車<30分>(15B)で最短で1時間20分、たったの50B(\165)になります。(所要時間・金額とも推測)

この計算通り事は進んだのか?引き続きレポを読んでください。


さて、シャトルバス乗り場を探そうと歩き始めると「ドコマデイクノー?」、「ヤスイヨォ!」ガイドブックに書いてある通り怪しい日本語を使う客引きがやってきます。ガイドブックには「ノー・サンキュー」と言って通り過ぎればいいとありますが、「ノー・サンキュー」と言って通り過ぎても「ナンデ?ヤスクスルヨ、ドコイク?」と客引きは付いてきます。相手をするのも面倒なんで逆に「アイ・ウォント・トゥ・ゴー・パブリックトランスポートセンター、フエアー・イズ・シャトルバス・ストップ?」と言ったらいなくなりましたけどね。

結局場所が分からず一旦空港内へ戻り、警備員に「フエアー・イズ・シャトルバス・ストップ?」と聞くとわざわざ外まで出て「Over the road and right」とバス停付近を指差して教えてくれました。どうやら道を渡って右に曲がってすぐのようです。その様子を見ていたせいか怪しい客引きは寄ってきませんでした。

すぐにシャトルバス乗り場は見つかり、10分ほど待っているとシャトルバスが6:30に到着。そして10分もしないうちにパブリックトランスポートセンターへ到着しました。

目指すは554か555のバスです。事前の調査では555のバスのほうが早くドンムアンに着くようですが止まっているのは554のバスです。この頃には日が昇り、気温も上がってきました。あしてんままがトイレに行きたいというので555のバスを待つことにしました。なかなかトイレから出てこないと思ってたらタイツを脱いでて時間がかかったようです。事前にタイは冬でも日本の真夏並みの気温だと言ってたのに・・・。

555のバス乗り場に戻ると554のバスが出発しそうです。車掌のおばちゃんに「ドンムアン・ステイション?」と聞くとタイ語で「そうだ、出発するから早く乗れ」(勝手に訳)と言ってるようなので、いつ来るか分からない555のバスを諦めて554のバスに乗り込み、私たちが空席に座るとすぐに扉は閉まり6:53に出発しました。

☆パブリックトランスポートセンター→ドンムアン駅

路線バスはとんだアトラクション

路線バスはとんだアトラクション

やっとドンムアン駅に辿り着く

やっとドンムアン駅に辿り着く

車掌のおばちゃんは金属製の筒をカシャカシャいわせながら集金に来ます。(以降この車掌は「カシャーナ」と命名)値段がよく分からないので「ツー・アダルツ」と言ってカシャーナに100B札を渡すと事前の調査通りひとり35Bでおつりが30B返ってきました。

そうこうしているうちに大きなバス停に停まりました。ん?何か見たことあるぞ、ってここはスワンナプーム空港じゃん!どうやら空港の1階にバス停があるようで無駄に移動したみたい。(汗)

気を取り直してバス旅行を楽しみましょう。

日本のとは明らかに違う建物や自然の景色が流れて行き、バスはしばらく走ると高速道路に入りました。あろうことか片側5車線くらいある道路を一気に3車線をへっちゃらで車線変更します。自分の車が入るスペースがあれば当然のように割り込んできます。路線バスとて例外ではありません。左上の写真は推定時速100kmで走行中です。おそらく割り込ませないようにこの車間距離なんでしょうね。あしてんままは手すりを強く握り足は補助ブレーキを踏んでいたそうです。(笑)

左手にレール、右手に空港らしきものが見えてきた頃、カシャーナはジェスチャー付きのタイ語で「次のバス停だよ、バスを降りたら階段を登って右に行くんだよ」(勝手に訳)と教えてくれたのでそこで「サンキュー」と言って降りました。カシャーナに手を振ると笑顔で手を振り返してくれました。なぁんだ、恐そうに見えたけどいい人だったんだ。(笑)

バス停のすぐ側には歩道橋があったので、カシャーナに言われた通り上がって右に・・・って、右は空港じゃん。鉄道は左にある道路のまだ左。方向的に左のはずなんだけど、タイ人にしてはぽっちゃり系の若い女性の通行人に「エクスキューズミー、フエア・イズ・ドンムアン・ステイション?」と聞くとやはり空港のほうを指差します。とりあえず言われるがままに右に行くとやはり空港です。

中に入ってスワンナプーム空港の時と同様に警備員をつかまえて「エクスキューズミー、フエア・イズ・ドンムアン・ステイション?」と聞くと何やら困っているようです。この警備員も外に出て降りたバス停の更に遠く先を指差し「Two Bus stop」というではありませんか!どうやらカシャーナ、ドンムアン空港と勘違いしてたようです。私も「レイルウェイ・ステイション」と言えばよかったと反省。

タクシーで行こうかとあしてんままに言うと「歩く!」というではありませんか。結局バスを降りて約20分彷徨い、8:10にドンムアン駅に辿り着きました。ちなみにあしてんままは歩きたかったのではなく、バスの乱暴な運転で車酔いしてて乗り物には乗りたくなかっただけでした。

☆ドンムアン駅→アユタヤ駅

アユタヤ行きの切符

アユタヤ行きの切符

ビア・チャンと水

ビア・チャンと水

ドンムアン駅に着いてとりあえず切符を購入。

私:「エクスキューズミー、トゥ・アユタヤ、ファステストチケット、ツー・アダルツ・プリーズ」

駅員:「フォーティ・バーツ」

切符の左上に「Express」と印字された切符が買えました。単語を並べるだけで伝わるものです。(笑)

しかし、DEP TIMEを見ると9:05と印字されてます。げっ、1時間待ちかよ!と絶句しましたが、ここはタイです。そんなものでは済まないのでした。

時間はたっぷりあるし、汗(冷や汗含む)も掻いたので駅の売店で水とビール買いました。なぜかタイでは水だけでなくビールにもストローを付けてくれます。列車待ちするおじちゃんやおばちゃんがストローで水やジュースを飲んでる姿は子どもみたいで可愛いんですよね。でもビールをストローで飲むと酔いが回るから使いませんけどね。さっそくカシュ!グビグビグビ、プハー!と悦に入ったところで目が回る回る。寝不足の上汗を掻いて一気に飲んだものだから普段にも増して酔いが回ったのでしょう。缶を見るとほとんどタイ語で読めませんが「ALC6.4%」という文字は分かりました。アルコールも高めだったのね。

これは違う列車・・・

これは違う列車・・・

待ちくたびれたよぉ・・・

待ちくたびれたよぉ・・・

寝転がっている犬や猫を眺めたり、ちょっかいを出したり、モタサイのおっちゃんとお互いたどたどしい英会話で時間をつぶしましたが、DEPARTURE TIMEの9:05を過ぎても列車は来ません。更に待つこと10分後の9:15にボロいディーゼル列車が黒煙を吐きながら入ってきました。マイペンライのタイ国鉄で10分くらいは遅れのうちに入りません。列車が停まって乗ろうとすると車掌が降りてきて切符をチェックします。高圧的なこの女性車掌は切符を見るなり「No! Next train.」と言って私たちを含めて大半の人が乗車拒否されました。乗降口に「2」って書いてあったので2等車ってことなんでしょうね。私の切符を見るとClassが「3rd」で「Standee」になってます。これって3等車の立ち席ってこと?そして列車は茫然自失の私たちを置いて行ってしまいました。

タイ上陸初日からいろんなことが起こりますが、予想外のできごとの連続に失意するのではなく、今までのハプニングが楽しくて仕方ありません。次にどんなサプライズがあるのか、どんなテーマパークのアトラクションより楽しく、どんどんとテンションは上がっていきます。

そして20分後の9:35に列車はやってきました。これが前の列車にも増してボロい。停車したので乗ろうとすると東京の通勤電車並みにぎゅうぎゅう詰めではありませんか。あしてんままを何とか押し込み、私も体をねじ込んで何とか乗ることができました。窓は全開で当然エアコンはなし。無理やりねじ込んだ変な姿勢のままポツンとある民家や穀倉地帯を眺めながらアユタヤまでの30分を過ごしました。驚いたことに身動きできないほどの満員列車なのに車掌が検札にくるのです。恐るべしタイ国鉄の車掌・・・。

☆ゲストハウス探し

アユタヤ駅

アユタヤ駅

渡し舟

渡し舟

ハプニング続きでしたが10:05に変な姿勢のままアユタヤに到着しました。結局スワンナプーム空港のシャトルバス乗り場から3時間半かかりました。計算通りいかないところがマイペンライのタイです。この頃にはそんなタイ時間にすっかり順化していました。(笑)

駅を出るとこれまたガイドブック通りトゥクトゥクのドライバーから声がかかりますが「ノー・サンキュー」で通り過ぎるとあっさり引き下がります。もう少ししつこいかなと思っていたのでちょっと拍子抜けでした。

歩き方にある通り屋台街を抜けると川に出ました。ここでおばちゃんに3B(\10)×2を払い、渡し舟で対岸へ渡ります。対岸に着くとここでもトゥクトゥクのドライバーから声がかかります。「ノー・サンキュー」で通り過ぎるとここでもあっさり引き下がります。金がないように見られたのかな?正解だけど。

チャオプラム市場を過ぎて大通りを横切って左折し、Ayothaya Hotelを過ぎて右に入るとゲストハウス街がありました。第一希望はP.U. INN  Ubonpon Guest House(以下PU)です。有名G.HのTony's Placeを過ぎると左にPUの看板が出ていました。看板に従って左折するとOld B.J G.Hから「部屋を見て行かないか?」(勝手に訳)と声がかかりますが、「ソーリー」と言って通り過ぎます。PUはすぐにありました。なかなか綺麗で靴は入り口のテラスで脱ぎます。入り口で「エクスキューズ・ミー!」と言うと女性が出てきました。「ドウ・ユー・ハブ・ア・ルーム・フォー・トゥナイト?」(今晩泊まれる?)と聞くと「空いてますよ、部屋見ますか?」って日本語が返ってきました。ちなみにPUのオーナーは日本人で、タイ人の奥さん(女将さんと勝手に命名)はタイ語はもちろん、日本語、英語、中国語も喋れるそうです。

部屋を見ると3階のタイル貼りの角部屋でシーツもパリっとしていて清潔です。エアコン、ホットシャワー、トイレ付きでカギもロックとチェーン付き。550B(\1,800)ということで文句のつけようがなく、他を探すのも面倒なのでチェックインすることにしました。

チェックイン時に女将さんといろいろ話をしていると、何とあしてんままと同い年とのことで意気投合していました。(状況が分かる方は驚くところですよ!)

ネットで書かれているようなボートツアーのしつこい勧誘はなく、非常にフレンドリーな方でした。

部屋に戻ってエアコンで涼み、キープしておいた機内食のおにぎりを食べて遺跡見学へ出発です!

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