イメージキャラの「たいようくん」です

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2011年8月27日〜30日 スイス(ツェルマット、チューリッヒ)

丸シリーズ第一弾〜女王に会いたくて〜


目次まえがき1日目2日目(1) (2) (3) (4)3日目(1) (2)|4日目|おまけ(1) (2)


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4日目 -8月30日(火)-


■帰りは休みながらも弾丸で

●スワンナプーム空港にて

朝食

スイス時間で8月29日の22:30、タイ時間では5時間進めて8月30日のAM3:30に起こされる。食ってすぐ寝たが、どうやら牛にはなっていなかった。よかった・・・。(笑)

朝食はオムレツかスクランブルエッグで、日本路線で出てくるオムレツが美味しくないのでスクランブルエッグをチョイスする。付け合わせはフレンチフライ、チキンソーセージ、トマトで、日本路線同様にどれも美味しくない。

マイペンライ・・・。

BKK到着

TG971便は5:14着陸、5:21にC8スポットに到着、5:28に降機する。

ここでもパーソナルモニターのパイロットビューで着陸の様子を見ていた。往路と違い、まだ暗い中の着陸なので滑走路の灯りがとても綺麗だ。

ゲームでもしているかのような感覚で、着陸直前に機首を上げるので一旦モニターから滑走路の灯りが消え、着陸の衝撃後再度灯りが見える。リアルだ。(笑)

もちろん、離着陸時は電子機器の使用が禁じられているので写真はない。

イミグレーション

さて、どうしたものか。関空行きTG672便は11:00発で、1時間前に搭乗口に行くとしてあと4時間半ほどある。


【案1】

一旦入国して、空港内のコンビニや薬局で買い物をしたり、フードコートで食事をする。ただし、往路は取られなかった空港利用料(700THB≒1,800JPY)を取られる可能性がある。

【案2】

制限エリア内でマッサージや、魔法のカードを使ってラウンジで朝ビールを呑む。


ひとまず家内に「入国するのを決めかねているが、何かいるものがあるか?」とメールを送ってみる。必要なものがあれば入国する大義名分ができるのだが、すぐに「別にない」との返事が来る。

イミグレーションの状況で最終判断をすることにして行ってみると、入国に15分くらいかかりそうだ。結局この列に並ぶ気力は起こらず、大義名分もないことから、【案1】をボツにしてトランジット・チェックポイントへ向かうことにする。

セキュリティチェックを通過してゲートを確認

A,B,Cコンコースの分岐点にあるトランジット・チェックで係員にパスポートとボーディングパスを見せ、3階に上がるエスカレータに乗る。

3階に上がると、そのままセキュリティ・チェックを受けるようになっている。結構混んでいたのと、前のミャンマー人グループが念入りに調べられたため、通過するのに10分くらいかる。

セキュリティ・チェックを抜けたところにある案内板でTG672便の搭乗ゲートを確認する。搭乗ゲートはで囲ったC9だ。Cコンコースの一番奥か・・・。

3階のフロア案内

勝手知ったるスワンナプーム空港だが、3階はあまりうろついていないのでフロア案内板を見てみる。

3階はラウンジが主体で、お店も少ないせいか人通りも少ない。

TG672便の搭乗ゲートがD,E,F,Gコンコースなら往路で利用したGコンコースにあるラウンジに行くのだが、さすがにCコンコース(しかも一番奥!)だとGコンコースを往復するのは辛い。

ということで、A,B,Cコンコース界隈でトランジット時間を過ごすことにする。

チャン・マッサージ

4階に上がり、チャン・マッサージに入る。

レセプションでメニューを見ると、フットマッサージ、タイマッサージ、ショルダーマッサージはいずれも45分500THBで、60分だと600THBとなっている。

2時間くらい揉んでもらってもいいのだが、マッサージは施術師の当たり外れがあるので、ショルダーを60分お願いする。

担当はここでも30代と思しきおばちゃん女性で、ここでも可もなく不可もなくといったところか。

時間いっぱい仕事をしたので、チップを渡し7:20にチャン・マッサージを後にする。幾分肩が軽くなったかな。

Louis' Tavern CIP First Class Lounge

スイスであまりお土産を買っていないので、A,B,Cコンコース界隈のショップを覗いてみる。30分ほどぶらつくが、どれも空港価格で市内よりかなり高い。

時間はまだ2時間あまりあるので、ひとり作戦会議を立てるため、以前遭難寸前になったAコンコース奥にあるLouis' Tavern CIP First Class Loungeに魔法のカードを使って入る。

案の定、その時と同様に今回も貸し切り・・・。前回の教訓で今回は軽食類には手を出さず、ビールとピーナツをよばれる。

ひとり作戦会議の他、小遣い帳やメモをもう一度整理して小一時間過ごす。

※マウスオーバーで朝ビール

免税店

ひとり作戦会議の結果、ラウンジを出て行った先は免税店。

市内より高くても、日本で買えないものや日本より安いものを買うことにした。

店内をいろいろ見て回るのだが、他に客がいないので店員にマンツーマンでべったり付かれた。ウザい面もあるが、テスターを勧めてくれたりといい面もある。ある意味、策に嵌っていたのかもしれないが。(笑)

2度目のチャン・マッサージ

で、最後のイベントに向かったのは2度目のチャン・マッサージ。

と言ってもこちらは人通りの少ない3階にあるチャン・マッサージで、入った時から終わるまで誰も来なかった。ある意味穴場だ。(笑)

入店したのは9:10。搭乗ゲートにあまり遅く行くのもどうかと思い、50分のショルダーをお願いする。

今回のマッサージ師はかわいらしい若い女性。相性の問題かもしれないが、こちらの方が気持ち良くて凝りもほぐれ、リラックスもできた。

搭乗口へ

4階に上がり、搭乗口に向かう。

ところどころ動く歩道があるとはいえ、C9は一番奥のゲートで遠い。

TG672便

C9ゲートに付き、ボーディングパスを切り取られ、待合いコーナーに入る。もう戻れない。

待合いコーナーにいるのは大半は日本人で、すでに日本にいるような錯覚に陥る。今回の旅はほとんど日本人に接することなかったもんなぁ。

トイレで歯磨きをしたり、本を読んで搭乗までの短い時間を過ごす。

TG672便はAirbus A330-300 (330)、機体番号:HS-TEN、製造番号:990、登録:2009/04。

●TG672便にて

なかなか出発しない

搭乗開始は覚えていないが、エコノミー前方の私は最後のグループで10:40頃搭乗する。

何をしていたのか、後から男性3人組が遅れて乗り込み、直後の10:50にドアクローズ。こいつらを10分待っていたことになる。

このところKIX-BKK間は遅れて乗り込んでくる輩が多い。性別は問わずいつも若者だ。ゆとり教育世代か?そして後にこいつらのせいで焦らされることになる。

その後もなかなかプッシュバックされないで、しばらく駐機したままだと思っていたら、滑走路が混雑しているため、管制塔から許可が出るまでしばらく待機するとのこと。11:16になってプッシュバック開始、滑走路でもしばらく順番待ちをして、11:37にようやく離陸した。

バンコク上空を飛行

TG672便は南に向かって離陸後、大きく右に旋回する。ん?右に旋回?!

またスイス方面に飛んでいくのかと思いきや、さすがにそれはなく、バンコク上空を通って北に向かっているようだ。

左の写真は離陸から5分ほどしてシートベルト着用サインが消え、電波を発しない電子機器が使用できるようになって撮ったバンコクの中心地。

蛇行している茶色い川が、約2ヶ月後に洪水のニュースに度々登場するチャオプラヤー川で、左下に写っているオレンジ色の屋根がワット・ポーの僧院と思われる。

※マウスオーバーでクレット島?

ドリンクサービス

このコースで行けばドンムアン空港やアユタヤが見られるかと思ったが、雲がかかってそれ以降ほとんど景色が見れなくなる。

離陸から15分くらい経ち、ドリンクサービスが始まる。朝ビールをしたのと、ビールは腹が張るので白ワインをもらう。

チューリッヒ・クローテン空港のパノラマラウンジで呑んだ白ワインの余韻が残っているためか、この白ワインは美味しくなかった。

窓際の席だとトイレに立つのに通路側の人に迷惑をかけるので、飲み物にも気を使わなければならないから窓際は好きではない。サービスデスクに窓際から通路側に変更依頼をしたにもかかわらず、変更されていなかったことがこういう結果を招く。もっとも酔って発券したことに根本原因があるのだが・・・。

積乱雲

眼下は厚い雲に覆われているが、時折その厚い雲からにょっきりと生えているように積乱雲が現れる。

左の写真は離陸から30分以上経過して撮ったものなので、高度10,000m以上を飛行しているものと思われるが、明らかに積乱雲の方が高い。

さすがに積乱雲は迂回するが、この中に飛び込んだらどんなことになるんだろう?くわばら、くわばら・・・。

機内食

離陸から約1時間後の12:40、機内食のサービスが始まる。

乗:Pork or Chiken?

私:May I have a Thai style, please.

乗:Ok, sir.

私:Thank you.

ポークかチキンの選択だが、タイ料理はチキンの方でグリーンカレーだった。赤ワインとともにいただく。

機内食なので本格的なタイ料理レストランのようにはいかないが、それでも十分美味しい。強いて言えば辛さのパンチが弱いことかな。

ただ、ほとんど動いていないのでごはんとパンの炭水化物系は残した。

四国上空で夕焼け

ここからは日本時間で時計を2時間進める。

航路はバンコクから北東に針路を取り、ビエンチャン−ハノイ上空をを経て、南京で針路を西に向け、長崎あたりから九州を横断するコースを辿った。台風を避けるためだろうが、南京まではおそらく韓国線の航路だと思う。

いつもはダナン−台湾沖−沖縄−徳島を通るルートで、地図で見ると後者の方が近いが、地球は丸いので距離的にはさほど変わらないような気もする。

写真は18:35頃の四国上空での夕焼け。新居浜のちょい南あたりを飛行中。

●ダッシュで帰宅

関空に到着

TG672便は18:57着陸して、19:04にスポットに着く。出発の遅れと、台風による迂回で30分ちょっとの遅延となった。後から遅れて乗ってきたバカ3人組のせいも少なからずあるだろう。

まえがきにもある通り、帰りの19:35発のバスの予約をしているが間に合うのかギリギリのところだ。これを逃すと約2時間後の最終で、帰宅は間違いなく午前さまになる。

バカを非難してもバスに乗れなければ自分に火の粉が降りかかるのだ。とりあえずベストを尽くすしかない。

エコノミーとはいえ前方の席なので、19:08に降機する。ウィングシャトルは進行方向側のドア付近に乗り込み、ターミナル到着と同時にダッシュをかける。すると、私と同様にダッシュする人がいる。(笑)

努力の甲斐あって19:14に一番にイミグレーションを通過し、すぐピックアップできるよう荷物が出てくる場所を陣取るが、Priority Tagの付いた荷物ばかりで、私の荷物はなかなか出てこない。当然だ・・・。(焦)

結局10分近く待って出てきた荷物を取り、走りながら空いているカウンターを選別する。そして唯一誰もいないカウンターに駆け込むと、以前気分を害した人とは違うが若い女性係官だ。一瞬過去の悪夢が脳裏をよぎるが、今更別の列に並ぶ余裕はない。駆け込むと同時にパスポートと税関申告書を手渡し、どうぞ調べて下さいと言わんばかりに荷物を台に置く。

係:どちらに行かれましたか?

私:スイスです

係:何日間ですか?

私:2日間です

係:え!2日間ですか?お仕事ですか?

私:観光ですけど何か問題でも?

係:いえ、どうぞお通りください

ということで行き先と荷物の少なさから、日数以外疑う余地はなく、税関を19:25に通過。何とか間に合いそうだ。

バスに間に合う

岡山方面行きのバス乗り場の11番乗り場へ更にダッシュを続ける。(笑)

11番乗り場に着くと、バスはすでに到着していて、係員が乗客の確認をしているところだった。

さっそく係員に予約してある旨を伝えると、一番最後に現れたにもかかわらず、並んでいたお客を差し置いて優先レーンから一番に乗車させられる。予約客が優先的に乗車するルールなのだ。

そしてバスは定刻通り19:35に関空を出発した。やれやれ・・・。

無事帰宅

バスは順調に進み、21:30頃白鳥PAで10分間のトイレ休憩のために停車。そして10分少々早い22:23に山陽ICに到着した。

途中和気IC付近で家内にメールを入れておいたが、まだ着いていない。相変わらず時間にルーズだ。

3分ほど待って迎えの車に乗り、自宅には22:35に到着して今回の旅行を終えた。

-おしまい-


本日の歩数

歩数:8,485歩、EX歩数:2,407歩、消費Cal:303Kcal、距離:5.71km


-あとがき-

今回はヨーロッパに1泊4日(機中2泊)で行くという、論理的には可能だが、果たして体力的に問題なく、精神衛生上満足できるのかというテストでもあった。で、その結果は大成功だった。

スイスでは天候に恵まれたこともあり、”マッターホルンを見る”という最大の目標をクリアできたことはもちろん、富士山より高いグレイシャー・パラダイスで日本では見られない氷河の中に入れたこと、アルプスの乙女・ユングフラウを見れたこと、ゴールデンパスラインに乗れたこと、チューリヒの街並みを歩けたことなど、とても中身の濃い充実した二日間だった。

反面、バンコクでのトランジットを無駄に過ごしたこと、高山病になりかけたこと、ホームを間違えて電車に乗り遅れたこと、ワインをこぼしたことなど反省材料もある。どれも致命傷にならなかったのは不幸中の幸いだが、今後も安全に楽しく旅をするための糧にしなければならない。

高い交通費を使い、わざわざヨーロッパまで行くんだったら、1週間若しくはそれ以上の日程で行くべきだという意見もあるだろう。できることなら私もそうしたい。でも、三大休暇を除いて長期休暇を毎年または年に何回も取れるサラリーマンはごく僅かだろうし、私もその例外ではない。また、時間だけでなく、予算も潤沢にあるわけではない。安全を確保しつつ、ピンポイントで行きたい所に行くという、シンプルな旅のスタイルもいいのではないかと思う。というか、これが私にフィットする旅のスタイルなのだ。(笑)

理屈云々抜きにして、出発前は不安もあったが、「行って良かった」というのが率直な感想である。

そして今回の成功を踏まえ、現在(2012年12月)次のプランも進行中。ということで To Be Continued!(笑)


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