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■ウェア

基本的な保温・防寒の服装はレイヤード（重ね着）です。機能的なレイヤードは、保温・吸汗・速乾性のアンダーウェア、保温性・吸湿性のインナーウェア、防風・防水・透湿性のアウターウェアです。

＜アンダーウェア＞

サーマスタットやダクロンなどの保温・吸汗・速乾性素材に優れた化学繊維がいいでしょう。昔はウール素材が主流でしたが、機能的にもコスト的にも化学繊維には劣ります。綿は吸汗性には優れていますが、乾きにくいので汗をかくと後で体温を奪われてしまいます。

＜インナーウェア＞

温度調整はこの中間着でしましょう。ウールやフリース素材が一般的です。
保温性の違う中間着を２〜３枚は用意し、温度によってレイヤードの組み合わせを替えましょう。

＜アウターウェア＞

アウターウェアにはゴアテックスに代表される防風・透湿・防水性素材がいいでしょう。保温性はインナーウェアの役目と割り切りましょう。防湿・透過性のレインウェアを兼用するのも１つの手です。

※帽子や手袋、ソックスなどの小物もレイヤードとして準備しましょう。

■テント内装備

みなさんが想像されるほどテントの中は寒くありません。しかし、それは条件によって千差万別です。

まずテントですが、一般的なドームテントの場合、フライがフルフライのものや、２方向空いたもの、４方向空いたものなどがあります。当然、フルフライのものが冬キャンプには最も適しています。これは、インナーとフライの間の隙間の空気層が断熱効果を発揮しているからです。この空気層の対流が少ないほど保温性が高いといえます。

次のポイントは居住面積（体積）です。一般的にテントの大きさの選択基準は、使用する人数より１〜２人加えた定員のものと言われています。暖かい時季は居住空間が大きいほうが快適ですが、冬キャンプでは仇となります。背の高いテントも然りです。テントは”寝る”か”着替え”をするスペースと割り切りましょう。といっても、季節によってテントを買うというのも経済的ではありません。テントについては買い替えの時にキャンプスタイルを勘案して決めましょう。

■小物

防寒対策にあると便利な小物です。キャンプでは持ち物に制約がありますが、荷物の隙間に入れておくと重宝する小物を紹介します。

■究極編

我が家にとって究極のアイテムです。多少ウケ狙いもありますが、その辺は軽く流してください。（笑）