８年ぶりで２回目の単独キャンプ。

前回のキャンプは散々でこのまま今年のシーズンを終えたくないのと、単独行で不足しているものの確認のためである。もちろん、前回のリベンジも兼ねている。しかし、結果は見事返り討ちにあってしまった。

午後３時を過ぎても長女みくが帰ってこない。日没が早くなったので、１分１秒でも早く出掛けたい。父は１時間前に出発準備を完了している。けいすけはすでに宿題まですませている。ゆめは置いて行かれるのを警戒して早々と車に乗りこみ、ちゃっかりシートベルトまで着けている。３時３０分過ぎになってみくが走って帰ってきた。着替えて宿題を持ち３時４５分にやっと出発した。

吉井竜天キャンプ場は自宅から約４０分で行ける絶好のキャンプ場だ。設備も整い景色もいい。管理人さんも親切で朝市はお買い得品が目白押しだ。ただ残念なのは、我が家の宿命である雨が降ることだ。

標高は約４６０ｍあり、初日の夜は満天の空だ。普段家で見るよりたくさんの星が観測できる。５００円で望遠鏡の貸し出しを行なっており、また、肝だめしがてら歩いて天文台まで行ってみるのもいい。

夜は冷え込み、あしてんままは寒くてあまり眠れなかったそうだが、あしてんまま以外はぐっすり眠れた。冷え症には辛い夜だったそうだ。

翌朝はうっすらと曇り空。キャンプ場から景色を見渡すと一面雲海が望めた。冷たい空気が身体の目を覚まし、清々しい朝を迎えた。しかし、序々に厚い雲が空を覆い、やがてポツポツと雨が落ちてきた。またいつものパターンだ。子供たちはスクリーンテントの中でトランプに興じる。

一日中こんな状態では困ると思っていた昼過ぎに雨は上がった。子供たちは貸し切り状態のアスレチックで遊び、遊歩道を通って探検に出かけた。

管理人さんにフォックスフェイスという珍しい木の実をもらった。耳が多いけど、マジックで目と鼻を書くとその名の由来が分かるでしょ？

夕方からまた雨が降り出した。その分夜は暖かく、前夜の教訓からたっぷり着こんだあしてんままは、逆に暑くて寝苦しかったそうだ。

最終日、朝から雨が降り続く。ゆっくり朝食を取り、雨が止むと同時に撤収にかかった。今年１年天候に恵まれなかった。。。

（あしてんままはこれで今年のキャンプは終わりと思っていたらしいが、あしてんは第２・第３の計画を企てているのであった...＜つづく＞）